SMにとって言葉責めは決して欠かせない要素である。
今回は言葉責めにおける上級テクニックを紹介しよう。
本来言葉責めというのは数あるSMの中でも最高難度の責めであるが、この裏の言葉責めは実行するための難易度が極めて低く、単に「知っているかor知らないか」の問題のみである。
よって、当項目は覚えておかないと損である。
裏の言葉責め、それすなわち、優しい言葉で厳しく責めるというもの。
たったそれだけ。
これなら誰でもできるだろう。
この驚くべき程にシンプルな行為が特定のM女性には極めて効果的となる。
例として
「もうあんな粗相をしてはいけないよ...」
「こんなことされてもオマンコ濡れてるんじゃないの...」
と口調は真綿で包んだようにあくまで優しいが、その一方において容赦のないムチ打ちやスパンキング等々。
「可哀想だね...苦しいね...」
などと甘く囁いて頭を撫でながらも責めの手は決してゆるめない。
言葉が優しければ優しい程に責めの苦痛がより引き立つことになる。
これぞ一歩引いた高度な言葉責めである。
中には天然デフォルトでこの手の甘い囁きを得意とする主もいるが、何事も一本調子では責めが単調になる。
この手の主の場合、常に優しい口調であるので、全く逆のパターンとして時に乱暴な言葉遣いをするのも有効である。
他方、年がら年中威圧的で偉そうなもの言いをしている主の場合、上記のように時に優しい言葉で厳しく責めてみればM女は新鮮な感覚を得るだろう。
ただし、言葉が甘く優しくなればなるほど責めの手をゆるめてはならない。
言葉も甘い、責めも甘いでは、もはや何のこっちゃわからん。
厳しい口調でぬるい責めという組み合わせは基本的に初心者M女限定と心得るべし。
最も、M女によっては初回からビシバシ責めても大丈夫、あるいは、そうしなければならない場合もあるので、そのあたりは臨機応変に。
これはSMの責め全てにおいて言えることだが、とにかく一本調子だけは避けたい。
それは一本調子の奉仕が面白みに欠けるのと同じこと。
何事も意外性が良きスパイスとなる。
大横綱白鵬は「後の先」という言葉を好んでよく使ったが、言葉責めに限らず、敢えて一歩引くことによる責めのバリエーションは他にもたくさんある。
がんがん前に出る責めだけが責めではない。
敢えてムチ打たない、敢えて触れない、更に言えば敢えて責めない。
変幻自在の責めを手に入れたいものである。
shadow
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