糖尿病につき親父は食事の制限があるのだが、朝食や夕食おいて月に何度かは食べたりないことがあり、ご飯やおかずの追加やお代わりを要求される。

そんな時、親父の口から出るのが決まって圧縮理論だ。

すなわち、

「(追加したご飯やおかずも)圧縮したら指先ほどや」

だそうである。

そりゃそうやろ、自動車だってペシャンコに圧縮したら一斗缶ほどのサイズになる。

問題は糖質やカロリーなのだが、それをサイズの問題にすり替えるとはなかなかセコイ。

とはいえ、親父には健康的な食事で多少長生きするよりも、好きなモノを好きなだけ食わせてやりたいと思っている。

俺がお代わりを要求されて拒否したことなど過去に一度もないのだから、いちいち圧縮理論など要らないのだがな。