親父がデイケアに行く日、馴染みの中華料理屋で映画前の昼飲みをしていると、昨今では弁当を持ち帰る人の姿を多く見かけるようになった。

まあ、それはそれで全くいいとして、俺にとって理解不可能な注文の仕方が一つある。

それは、「酢豚弁当、ご飯少な目で」などという注文。

その店ではご飯減らしたところで料金が安くなるわけでなし、なぜわざわざ量を少なくするのか。

余ったら余ったで雑炊か何かにして翌朝食べばいいではないか。

顆粒だしと玉子があれば立派な玉子粥が作れる。

インスタント味噌汁雑炊も悪くない。

想像するに、あの手の注文をする連中は家で料理は作らず、毎食弁当やインスタント食品で完結するような食事スタイルなのだろう。

そこに連続性がないので結局食費も高くつく。

まあ、他人の人生なので好き勝手にやればいいのだがな。