塗り物系

塗り物系とは刺激物を人体に塗って責めに使おうというものである。

日用品を使うので非常に取り入れやすい反面、その効用はかなり強力だ。

まだ試していない方がいるのなら、是非おすすめしたい。

薬品系において刺激物はたくさんあるが、手軽さと人畜無害という点を考慮すれば、メンソレータムと歯磨き粉がその代表選手といえる。

前者はそもそも患部に塗るものであり、後者も口に入れるものなので、これを本来の目的とは違う部位に使用したところで悲惨な結果を招くことにはならない(だろう)。

少なくとも俺の場合、今までの調教師人生においては大丈夫だった。

ただし、毎日の常用は避けるべき。

どの部位に塗るのかといえば、やはり一番効果が高いのはクリトリス。

皮を剥いて塗れば更に効果は上がる。

次点が小陰心や乳首といったところか。

もちろん人によっては上記の通りではないだろうが、ほとんどの場合、クリトリスに塗ればその効果が期待できる。

ただし、女性が不感症の場合は効果が薄いか、あるいは、効果がない。

塗る量については、さほどたいした量は必要ない。

効果を倍増させようとたくさん塗ったところで、あまり意味はない。

それならば、途中で塗り足す方がよほど有効である。

歯磨き粉ならば、通常一回で使う分量の三分の一か四分の一あれば十分だ。

塗ってもすぐには利いてこないので、焦ってはいけない。

しばし放置や言葉責めなどでその効果が現れてくるのを待とう。

といって効果は露骨に現れるものではなく、具体的にはクリトリスがスースーした後で熱くなってくるので、それに伴う微妙な変化を観察していなければわからない。

(女性によっては「熱い」などと口に出すので、この場合はとてもわかりやすい)

変化が表れたら、後は好きに楽しめばいい。

更なる塗り物追加放置も良し、言葉責めも良し、羽毛で全身を撫でるも良し、いずれにせよ軽い責めがいいだろう。

ハードに責めてしまってはそっちの部位に意識が飛んでしまい、塗り物の効果も半減する。

上記の他、塗り物系の責めに使えるものとして肥後ずいきと山芋が挙げられるだろう。

今ではその手の専門誌にも登場しなくなったが、昭和初期のエロ本等においてこれらはかなり頻繁に登場していた。

俺自身肥後ずいきを使ったことはないが、両者共にかゆみの成分が含まれているのが特徴である。

塗る場所は女性器の周辺や穴の中。

かゆみでむずむずして、掻きたくて掻きたくて仕方がなくなったところで、バイブやペニス等で擦ってやる。

そうすると、俗に言う「随喜(ずいき)の涙」というわけだ。

和服姿のM女性を古民家などで責める機会に恵まれた時など、それらを用いればなかなか風情のある責めになるだろう。

夫婦でSMを楽しんでいる場合、食卓の山芋を少々残しておくのも面白い。

塗り物系の責めは緊縛や拘束責めとの相性が非常にいい。

大いに活用すべし。

ホテルの場合、ほぼ100%歯磨き粉が置かれているので、冒頭でも述べたが、まだ試したことがないという方は一度やってみるといい。

SM的オナニーの項でも述べるが、SM未経験のM女性においても興味があれば自分で塗ってみるのもいい。

ちょっとした責めの気分を味わえるだろう。

ただし、熱くなったからといって直ぐに触れてはいけない。

瞳を閉じ、責められている自分の姿などを想像し、しっかりと耐えること。

時に貴女が女王様になる場合、今回紹介したメンソレータムなどを男性の亀頭に塗って放置すれば同じく責めになる。

この場合注意が必要なのは、薬物の場合尿道に入らないように塗ること。

よって、先端部は避ける。

男の場合尿道に入りやすく、例え石鹸でもかなりしみるのである。

ただし、お仕置きとして狙って行う場合はこの限りではないが、その安全面において俺は一切関知するものではない。

ハード系の責めを行うならメンソレータムなどといった生易しいものは使わずにタバスコ、ホットスパイス、からし、その他激辛パウダー等を局部にたっぷりと塗りこむ。

これらで十分に責めればどんな生意気な女でも涙を流して反省せずにはいられない。

ただし、ハード系の責めは全て自己責任で。

生理的な閾値を長時間過度に超えてはならない。

 

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