これから勇気を出してSMの世界に足を踏み入れようとする貴女にヒナの手記を捧げる。
いろいろ不安もあるだろう。
それは至って当然のこと。
けれども、緊張しながら俺にメールを送信する、そんな貴女を先輩であるヒナが懐かしさと共に優しく見守っているということを決して忘れないで欲しい。
このようなところに投稿するのは初めてで、緊張のため、手がなかなか思うように動きません。
わたしには、小さな頃から、被虐の性があるように思っていました。
でも、不思議なことに、実際の性体験においては、(それほどアブノーマルなことをしているわけではありませんが)まるで、わたしが女王様の様になってしまうのです。
相手が、よろこんでいる・・・
それは、わたしにとっても嬉しくはあったのですが、わたし自身の願望は・・・?
ひとりになると、わたしは、わたしが彼にすることよりも、もっと退廃的で、浅ましいことを、誰かに命令されている自分を想像するのです。
現在、わたしは日本ではないところで生活しています。
日本でつきあっていた彼とは、別れました。
こちらでは、彼は、いませんが、ときどき狂います。
ふと、ゆきずりの身体を求めてしまうのです。
それは、世間体を重んじるわたしへ、より奔放な『わたし』が復讐しているようにも思えます。
誰かに、気付いてほしい。
わたしのなかにある、被虐の性質を。
だけど、わたしは、それを自分から口にすることはできない。
それを口にする自分を認めることが、できないのです。
それを肯定すれば・・・誰かに、「わたしに気付いて!」なんていえるような性格だったら・・・
わたしは、わたしでなくなるでしょう。
でも、いま、ここでこうしてメールを書いているわたしは、それでは『誰』なのでしょうか・・・?
このようなHPをお作りになられて、真剣に、そして誠実にご自分の考えを提示なさっているshadow様に、差出人の住所もないメールをお送りするのはとても気がひけるのですが、どうか、この甘えをお許し下さい。
shadow様に、何かお言葉を頂きたい反面で、ここにあらわれた『ヒナ』が、誇り高く生きていたい、と願う現実のわたし(?)とダイレクトに結び付くことが、恐ろしいのです。
これからも、ときどきこのサイトを覗きにきます。
それは、わたしにとって、自分自身を探ることにもなるのでしょう。
昨夜、はじめてshadow様のHPを見せていただいてから、ふとする事に、頭をよぎるのです。
私は、一体何者なのだろう、と。
私は昨夜、フォームにてメールを作成させて頂きました。
随分、生意気なことを書いてしまったかもしれません。
私は、まるで熱に浮かされたような心もちで、あのメールを作成したのでした。
いまとなっては、あのメールの内容は、殆ど思い出すことができません。
ただ、わかるのは、私が『ひな』というHNを入力したときから、私のなかに『ひな』が、生まれ、熱をもちはじめてしまったのだ、ということです。
私は、現実においては一介のピアノ留学生で、5月や、6月に、いくつかのコンサートをプログラムしており、毎日をそれらの為に、誠実に生きております。
今夜も、とある有名な世界的ヴァイオリニストの演奏会にいって、その調べを、息吹を、全身で感じてまいりました。
しかし、一方で、『ヒナ』も、生きておりました。
『ヒナ』は、朝の練習を終えるなり、shadow様のHPを再び訪れました。
そうして、かおる様や、みづき様への調教の様子を思い浮かべ、自らを彼女たちに重ねて、陶然としていたのでした。
『ヒナ』は、その後、お風呂に入りました。
『ヒナ』の家の浴室は広く、浴槽には、シャワーカーテンがありません。
バスタブは純白で、シャワーや蛇口は、金色に輝いております。
広い浴槽の中で、『ヒナ』は『ご主人様』の存在を感じました。
『ヒナ』の身体を奇麗にするのは、もはや『ヒナの為』ではないように思われたのです。
念入りに、念入りに、全身を洗いました。
素晴しい演奏会を聴いた後、幾人かの留学生仲間と、食事にいった為、帰りは随分遅くなってしまいました。
もはや、通常の交通機関は、ストップしていたため、私はタクシーに乗り込み、友人たちに手を振りました。
しかし、突然『ヒナ』は、驚くべきことを始めました。
動き出したタクシーの後部座席で、そっと自らのスカートの中に手をしのばせ、自分自身を愛撫しはじめたのです。
私は動揺し、また快感にめまいを覚えました。
たまに話しかけてくる運転手には、すました顔で返事をしつつ、実際には込み上げてくる快感と戦っていたのです。
shadow様、私はやはり、けがわらしいM女なのでしょうか?
半分の私が、必死におしとどめようとしている様なのですが、このメールを書いている『ヒナ』は完全にのっとられた私なのです。
そして、『ヒナ』は、私に叫んでいるのです。
「苛めてもらいなさい!いやらしいケダモノのように、自尊心や自負心など、すべて打ち捨てて、本能のままに乱れなさい!!」
昨夜メールを送信した後、こちらのアドレスを書いていないから返事が届くハズはないのに、幾度もshadow様から返信を頂く錯覚をして、メールボックスをのぞいた、馬鹿な私です。
まだ、24時間もたっていないというのに、ついに我慢ができなくなり、こうして再度メールを送らせていただくことになりました。
webを利用したメールで、これがちゃんとshadow様のもとに届くのか、不安なのですが、届かないことがあれば、それもまた運命なのだと思います。
もし、このメールが届きましたら、お忙しいこととは思いますが、私に何か、アドヴァイスを頂くことはできませんでしょうか?
『ヒナ』は、いまや明らかに、shadow様による、メール調教を渇望しております。
一方で、それに強固に抗おうとするわたしがおりますので、おっしゃられる「おいいつけ」をどこまで、守ることができるのか、まったくわからないのです。
できることならば、今すぐ麻縄で縛られて、自由をすべて奪われた状態で、「なお抗おうとする私自身」を堕としめてやりたい。
圧倒的な支配力の前で、私のプライドが何の役にもたたないものであることを思い知らせたい(思い知りたい)のです。
正直を申しますと、私は、自分がM女性であるのか、どうか、自信がありません。
ただ、いつからか、被虐の欲求を持ち続けてきたのは事実です。
随分と長いメールになってしまいました。
遠隔地・・・ヨーロッパに生活している私ですが、何かアドヴァイスを頂けたら幸せです。
追伸。
shadow様がお書きになられている小説のヒロインは、ピアノを弾く女性なのですね?
ヒロインに私の姿を重ねたりしながら、ワクワクして読ませていただいております。
おはよう、ヒナ。
あるいは、こんばんはか?
まあ、そんなことはどうでもいいな。
大切なのはヒナが俺にメールを送り、また、俺がこうしてヒナに返事を書いているという事実だ。
実は再びヒナからメールが来るとは思ってもいなかったので、下記の文章を書いた。
ヒナの気持ちは痛いほど伝わってきたので、サイト上で返事をしてやろうと思ったのだ。
ヒナが俺の返事を望みメールを送ってきた今となっては状況が全く異なってくるが、つい2、3時間まえの俺の正直な気持ちでもあるので、一応読んでもらおうと思う。
俺のこういう気持ちを知ることも、これからヒナが調教される上で何がしかの意義があるだろう。
ヒナの二通目のメールを踏まえた上でまた近いうちにメールする。
shadow
ありがとうございます。
私は、ここで、「shadow様からお返事が頂けるなんて、夢にも思わなかった」などということは、できません。
何故なら、私は、『知っていた』からです。
shadow様が、こうしてお返事を下さる実行力を持たれた方だということを。
shadow様からメールを頂いたことがわかったとき、半分の私は、恐ろしさにすくみました。
そして、「ヒナ」は、喜びにうちふるえました。
私の中には、こうしていくつかの「私」が存在するのですね。
> 実はこうしてヒナからメールが来るとは思ってもいなかったので、下記の文章を書いた。
> ヒナの気持ちは痛いほど伝わってきたので、サイト上で返事をしてやろうと思ったのだ。
惑わせるようなメールを差し上げて、申し訳ありませんでした。
文章を読ませて頂き、shadow様のお心使いを大変嬉しく思いました。
ヒナは、こうしてメールを差し上げてしまいましたが、世の中には、他にも多くの『被虐の性を持ちながら、それを肯定できない』女性たちがいるのだろうと、思います。
もし、そのような方々に、すこしでも心を癒すような効果があるようでしたら、(ヒナは、このshadow様の文章に、確実にその効果を感じております。)どうか、私の最初に差し上げましたメールと、それに対するshadow様のお応えを、サンプルとしてご提示下さい。
> ヒナが俺の返事を望みメールを送ってきた今となっては状況が全く異なってくるが、つい2、3時間まえの俺の正直な気持ちでもあるので、一応読んでもらおうと思う。
> 俺のこういう気持ちを知ることも、これからヒナが調教される上で何がしかの意義があるだろう。
このお言葉は、shadow様が、ヒナの調教を了解して下さった、と理解してよろしいのでしょうか?
ヒナは、もうひとりの私よりも、素直に、奔放に生きている人間です。
ヒナが何かをしようとするとき、常にもうひとりは、混乱するかもしれません。
ただ、ヒナは、思うのです。
こうして、shadow様の調教を受けて、shadow様のお人柄に触れていくと、いつの日かヒナが、もうひとりの私をも解放してあげられる日がくるのではないか、と。
shadow様、宜しくお願い致します。
shadow様、おはようございます。
といっても、私の生活しているところでは、夜の1時をまわったところです。
shadow様のいらっしゃる日本から、○○時間遅れているのです。
でも、どうぞ、ヒナへの呼びかけは、常に「おはよう」とおっしゃって下さい。
何故なら、いま、shadow様からのメールをお待ちしているヒナには、夜もなく、昼もないからです。
ヒナは、四角い閉ざされた部屋の中におります。
ヒナにとっては、shadow様からのお声を頂いたとき、それが『朝』なのです。
>「ヒナ」でない「わたし」が恐怖を感じるのか。
> けれど、いつの日か分かるはず。
> その恐怖は「わたし」にとっても幸せの始まりであったということを。
こうしてPCにむかっている私は、まぎれもなく「ヒナ」です。
そう感じるのは、「わたし」の防衛本能であるのかもしれません。
ヒナは、shadow様のお言葉を、信じる努力を致します。
> 日記は付けているのか、ヒナ?
> もし、付けていないのならこれからは書くようにしろ。
> これは俺からの最初の課題だ。
正直を申しますと、戸惑っております。
どのような課題を頂くのか、とドキドキしていたので、狐につままれたかのような・・・。
しかし、shadow様のおっしゃられた事が、決して簡単な事ではないことにもすぐに気付きました。
> ヒナ(そして、わたし)はこれから大きく変わろうとしている。
> その変化について、時間の許す限り、日々綴っておけ。
> いつか二人で紅茶でも飲みながらその日記を懐かしむ日が来るだろう。
夢のような、おはなしです。
それは、いまの私には遥か遠くのおはなしの様に思えます。
でも、それを実現させるかどうか、は、ヒナ次第なのですね。
ヒナは、いつの日か、shadow様にお会いしたい、と願っております。
具体的には、○○○後の帰国時を思い描いております。
そして、それを実現できる人間になっていることを、祈っています。
> おまえらしくもない質問だな。
> まだ三通のメールしか受け取ってはいないが、俺にはヒナのことがよく分かる。
不思議ですね。
ヒナもまた、shadow様が私のことをよく御存じなのだと、素直に感じることが出来るのです。
おまえらしくない、の言葉に、ピクリとしました。
その「おまえ」は、ヒナにも、もうひとりの私にも呼びかけられた様に思われたからです。
つまり、shadow様は、私以上に私の状態を理解していらっしゃるのではないだろうか、と。
私のなかで、大きな何かが動きはじめた。
shadow様の例えは、とてもイメージしやすかったです。
この先、ヒナはどうなっていくのか・・・。
でも、わかっていることは、その先には常にshadow様がいらっしゃるのだということ。
そして、shadow様に魅かれたからこそ、ヒナがここにいるのだ、ということです。
前回のメールにて記した言葉をもって、「SMの核心を突いている」とおっしゃって下さいましたね。
御存じのように、ヒナはSMの経験は殆どありません。
そのヒナの言葉が、SMの本質にちかいものだったのだとしたら、それはshadow様のサイトに影響されてのことにちがいありません。
そして、このように私の言葉に応えて下さるshadow様だからこそ、ヒナは身柄をお預けしたい、と考えたのです。
> 俺に対してこの質問は愚問としかいいようがない。
> 目の前にいればお仕置きをくれてやるところだ。
お仕置き、という言葉に陶酔しているヒナがいます。
そんなヒナを、「私」はやはり、「けがらわしい」と蔑むのです。
緊縄されて嬲られる夢を見るヒナを、どうして「私」は認めようとしないのでしょうか?
誰もいない部屋で、そっと胸や腿にロウをたらしたり、
手足をストッキングで結んで寝たりしているヒナを、無視しようとするのでしょうか。
ああ、随分と長いメールになってしまいましたね。
さっそく、いまから「ヒナの日記」にとりかかります。
shadow様は、ヒナのご主人様です。
ヒナは、shadow様に導かれて、暗闇を手探りで進んでいるようなものです。
ふとしたときに、shadow様のことを考えます。
でも、それはすごく不思議な感覚です。
shadow様とヒナは、おそらく(?)お会いしたことはないはずです。
それなのに、ある意味で、いま最も近くにいらっしゃる方なのです。
この気持ちは、どこからきているのでしょうか?
ひとつわかっているのは、良いことなのか悪いことなのかはわからないけれど、これまでヒナが経験してきた恋愛とは、まったく違う、ということ。
ヒナは、恋や、愛としては、認識していないようなのです。
何故かというと、ヒナがshadow様に、『嫉妬』しないからです。
他にも調教を受けている女性たちがいること。
そして、その方たちが皆、shadow様をお慕いしていること。
それらは、ヒナにとって、『誇り』のように感じられるのです。
それは、shadow様が、ヒナへのメールを書いて下さっているときはヒナのことだけを考えて下さっている、という確信があるからかもしれません。
このGWに、他の女性にお会いになられることでしょう。
そして、おそらくshadow様は、その女性と過ごされている間は、その女性のことだけを見つめていらっしゃるのだと思います。
普通は、ここで嫉妬するはずです。
だけど、今のヒナは、違う。
そのようなshadow様が、わたしのご主人様であることが、嬉しくてしかたないのです。
この感覚は、素晴しい演奏家や教授の門下に入ったようなものに近いのかもしれませんね。
それは、いつか卒業の用意されたプロセスなのかもしれない。
もしくは、いつか、shadow様を独占したくなって、それが不可能であることを思い知り、自分の嫉妬心をコントロール出来なくなってしまうのか・・・。
先のことを思い悩むのは、あまり好きではありません。
今を、大切に歩んでいく。
それが、いまのヒナの全てです。
shadow様、よく、他の女性の方々が、『首輪』をつけてメールを書いていらっしゃる、と書かれていますね。
ヒナも、そうするべきなのでしょうか?
でも・・・おそらく、shadow様にはおわかりでしょうが、ヒナの首には既に、目には見えなくても、頑丈な首輪がかけられております。
それは、決して今のわたしには、とりはずすことが出来ません。
shadow様がおかけくださった、首輪だからです。
いつ、どこにいても、わたしはその首輪を感じています。
勿論、実際の感触に慣れることも、必要であれば、何とかいたしましょう。
いつか、送ってくださるとおっしゃったピアスは、想像しただけで、気の遠くなるような痛みと・・・そして、甘美な痺れに襲われました。
ヒナは、今どき珍しく(?)耳にもピアスをしていません。
特にそのタイミングがなかった(すすめられても、あまり乗り気になれなかった)のです。
でも、shadow様からの贈り物なら・・・ああ、でも、まだ怖いです。
怖い・・・けれど、悪魔的な魅力に溢れた贈り物ですね。
まずは、耳で、予行練習をしておくべきでしょうか?なんて。
でも、結構本気で、お尋ねしていたりします。
今回も、長いメールになりました。
でも、こうしてメールを書いている間、ヒナは幸せな気分です。
shadow様がお読み下さっているときに、この気持ちが伝わると嬉しいのですが。
それでは、素敵なGWをお祈り致します。
shadow様、おはようございます。
まさか、GW中にお返事が頂けるなどと思っておりませんでしたので、
web上のメールボックスにアクセスしたとき、new mailの表示に、驚きのあまり、胸がいっぱいになりました。
(ヒナは、メールを作成するつもりで、アクセスしたのです)
このアドレスは、shadow様とヒナだけの為のものです。
だけど、もしこのメールがshadow様からのものではなかったときに、あまり哀しまずにすむように、
「間違いメールかも...」
「以前出したメールが、戻ってきてしまったのかも...」
「サーバーからの、お知らせかも...」
なんて、いくつもの可能性を用意してから、Inboxをクリックしたのでした。
shadow様、メールをありがとうございます。
このGWの間は、皆のお慕いする『ご主人様』ではいらっしゃらないのだろう、と勝手に考えておりました。
また、そのことを、少し寂しくも思っておりました。
そんな風に甘えたヒナは、あまり認めたくなかったのですが、
この1通のメールでこんなに幸せな気持ちになってしまうのを、認めないわけにはいきませんね。
> ヒナが目覚めたのと同時に「俺」の分身もまたヒナの中に息吹き始めたのだ。
> 「俺」も「ヒナ」も、その本能の中に一緒にいる。
> 起きていようが眠っていようが関係ない。
> いつも一緒だ。
素晴しいお言葉を、ありがとうございます。
shadow様の分身が、ヒナの中に・・・。
だから、ヒナは、shadow様をこんなにも毎日、感じているのですね。
> しなければならないというものではないが、した方がより俺を感じられるのは確かだ。
> ヒナがもっと俺を感じたいと思うのなら付ければいい。
すこし意地悪な言い方ですね。
命令は、しない。
でも、もっとご主人様を感じたいなら、付ければいい・・・。
こういう言い方をされたヒナが、どちらを選ぶか、とっくに御存じのはずです。
つまり、ヒナは、自主的に選ばなくてはいけないのですね。
望んで、首輪を・・・。
自分でお訊きしたことなのに、こんなに戸惑うなんて、おかしいですね。
答えは、決まっている。
あとは、実行するだけです。
いま、自分の首を、両手でさわってみました。
この首に、首輪をつける・・・。
「私」が、すごい勢いで抵抗しています。
でも、shadow様を、もっと感じられるのなら・・・!!
実行できたら、すぐに報告いたします。
でも、すこし時間がかかるかもしれません。
> 今、おまえが首輪をして裸でピアノを弾く姿を想像した。
> 奴隷として、おまえはご主人様のために指を躍らせているのだ。
> それはとても幻想的な光景であり、また、美しい。
> どの曲が似合うだろうか?
> 考えておこう。
> いつかその光景を現実のものにしてくれ。
はい、shadow様。
ぜひ、いつの日か、ヒナにピアノを弾かせて下さい。
ショパンのノクターンや、ベートーヴェンの月光。
何をリクエストされても大丈夫なようにしておかなくてはいけませんね。
> いつかおまえのステージを観に行き、実は大勢の観客を魅了するピアニストのクリトリスにはダイヤが輝き、そのラビアには自らの手によるピアスがほどこされていると思い出す時、俺はご主人様として最高の喜びを感じるだろう。
> その夜、ステージ衣装のままのおまえを存分に責めたい。
ご主人様の手でピアスを付けて頂いて、ステージで演奏し、その後に滅茶苦茶に苛めて頂いているヒナを想像すると、めまいが致します。
そのヴィジョンは、ヒナが求めているものと同じなのかもしれません。
でも、その・・・その部分にピアスをしたりすると、ヒナを受け止められる人としか結婚できなくなりますね。
ああ、臆病なヒナです・・・。
だけど、受けとめたい!!
shadow様が下さるプレゼントなのだから。
> そんなくだらない練習などしなくていい。
> 俺に調教されるからと、その前に誰かで試すようなものだ。
申し訳ありませんでした。
反省致します。
shadow様、ヒナのご主人様は、shadow様だけです。
実は、つい他のSM系のサイトを覗きにいったりしてしまいますが、
(今は、特にM女性の言葉がききたくて・・・)
そこでいろんな告白や投稿を見る度に、こうしてヒナがshadow様に出会うことが出来た幸運に感謝しています。
ヒナは、これからピアノの練習を致します。
寝る前には、ヒナの日記を書きますね。
それから・・・もしよろしければ、
もしも日本時間で、金曜の午後○時頃までに空いているお時間がありましたら、ヒナにお電話させては頂けないでしょうか?
ヒナのそれまでの時間は、ほぼ完全に空いているハズですので、(急にレッスンが入らない限りは)もし許して頂けるようでしたら、ヒナにお電話番号をお教え下さい。
(携帯でも、大丈夫です)
国際電話ですから、そう頻繁にかけることはできませんが、shadow様に、ヒナの声を聞いて頂きたいのです。
そして、shadow様のお声も、聞きたい・・・。
お忙しいようでしたら、またいつか別の機会を探しますね。
(それに、このメールを読んで下さるのが、既に金曜の夜以降かもしれませんしね)
ヒナの日記を読んで下さって、ありがとうございます。
ヒナの日記をshadow様が共有して下さっていることが、嬉しくて仕方のないヒナです。
電話の件、ありがとうございます。
来週の日程が決まりましたら、メールで連絡させて頂きますね。
(本当は、今すぐにでもお電話したいのですが!)
shadow様と、偶然同じ時間に、こうしてメールを書いていたなんて、嬉しくって、身体のはしまで、幸福な気分です。
不思議な時間に目が覚めてしまったと思っていましたが、こう考えると、ヒナの中の何かが、shadow様に引かれるように目を覚ましたのかもしれませんね。
この偶然に、感激しているヒナより。
素晴しいキャンプをお祈りしています。
shadow様。
先ほどは、お声を聴かせて下さって、ありがとうございました。
shadow様に、目を閉じるように言われたあとから、ヒナはおかしいくらい感じてしまいました。
全身が、身震いしました。
おわかりになっていたとは思いますが、ヒナのあの部分は、もういまにもあふれてしまいそうでした。
ピアノを弾く人間だからでしょうか、ヒナは、情緒過多な傾向があります。
日常生活においては、そういう自分があまり好きになれず、クールな人格を形成してしまいがちです。
でも、本当は、shadow様のお声だけで達してしまいそうなほど(身体に、指一本もふれないでいても!)、感じてしまうこともある人間なのです。
事実、本当にヒナは、あのときイッてしまいそうでした。
あれだけのことで、とお笑いになられるかもしれませんが、ヒナは、そんな自分に驚き、ついに「やめて下さい」と言ってしまったのです。
電話だけであんな風になってしまうヒナを、エキセントリックだ、と思われませんか?
でも、「やめて下さい」と言ってしまったこと、すこし後悔しています。
奴隷の分際で、ご主人様を止めてしまったこと、ヒナの殻で、拒絶してしまったこと、shadow様がおっしゃって下さったように、「感じている自分」を素直に認めたい・・・。
今日のお電話で、ヒナは大きな課題を感じてしまいました。
受話器を置いた後の数分は、放心状態でした。
その後、シャワーを浴びて、いまこうして PCに向かっています。
でも、まだ心は、shadow様のお声に縛られたままです。
ヒナは、あまり自慰をしません。
上品ぶっているわけではありません、むしろその逆です。
欲情を感じたときには、そのまま誰かとsexしてしまう、ヒナには、そんな所がありました。
『肉欲』と『自分自身』を分けて考えていたからでしょうか。
罪悪感はあまりありませんでした。
ただ、日常生活に支障のないような相手を・・・そんな風に自身の欲望を満たしていました。
でも、今は、そうしたくないのです。
欲情が、『ヒナ』そして『わたし』の奥底からのものだからです。
電話の後、ヒナは苦しみました。
身体のあちこちが、shadow様を求めて疼いています。
この自分を癒すには、自慰しかないのだとわかっていても、ヒナにはどうしたらよいのか、わかりませんでした。
ベッドに横たわり、じっと感情がおさまるのを待っていました。
この苦しさは、『やめて下さい』といってしまったヒナへの罰だ、と思いました。
shadow様、いつか、またお電話させて下さいね。
そのときには、もっと素直に、自分をあらわしたいです。
本当は、サイトの写真館の感想や、コラムのこともお話ししたかったんです。
でも、それは、ここで書けば、いいんですよね。
写真館、すごく綺麗で、感動しました!
shadow様がおっしゃっていたことですが、色々な意味で、あの女性を本当に「素敵」だと思いました。
精神(こころ)の現れた写真が多くありましたね。
ヒナには刺激の強い写真もありましたが・・・
でも、ヒナもいつかあの女性のように緊縄して頂きたい、と思いました。
縄と、女性の肌のコントラストに、ヒナはうっとりとしてしまいました。
何より、全ての写真から『shadow様の目』を感じられて、幸せです。
それは、対象の女性を、深い愛でつつみこむような視点でした。
ヒナには、同性愛の嗜好は、おそらく(?)ありませんが、
あれらの写真を見て、モデルの女性を「美しい」とうっとりせずにいることは不可能なようです。
かおる様のコラムも、読ませて頂きました。
大阪のグルメ記は、羨ましい限りです。
ここでは、美味しい日本食なんて、皆無にちかいのです・・・。
『愛奴について』では、考えさせられました。
文章から、shadow様への愛が、痛いほど伝わってきます。
ヒナの存在も、かおる様には苦しみを与えてしまうのでしょうか。
だとすれば、ヒナにはそのことが、苦しいです。
難しいですね、こういうのって・・・。
shadow様のコラム、野宿のことには、ものすごくワクワクさせられます。
ヒナは、shadow様の文章が大好きです。
まるで、ヒナもshadow様と一緒に、夏の香りのする山間を体験させていただいているような気持ちが致します。
続きが、とても楽しみです。
shadow様へのメールを書いていて、欲情の波がすこしづつひいていったのは、今日が始めてです(笑)
それだけ、あの電話の影響が、ヒナに大きかったということですね。
最初は、名前の無いメールしか書けなかった。
そんなヒナが、ついにお電話でお話しして頂いたなんて。
本当に不思議です。
ヒナのなかで、動き始めた『何か』。
ヒナは、本当にいつか、shadow様にお会いできるのでしょうか?
夢物語が、ほんの少しだけ、現実味をもって感じられた、そんな昼下がりでした。
これまでのことを少し書いた日記を、これからお届けします。
今日の分の日記は、帰ってきてからお送りしますね。
ヒナより。
ヒナの声で、少しでもご主人様が感じて下さったことを祈りつつ・・・
いじめるつもりはなかったが、「お声を聞く前に体を綺麗にしました」と言われ、Sの血がふつふつと沸いてしまった。
俺にとってはそんなに大したことではなかったけれど、SMバージンのおまえにはちょっと刺激が強過ぎたかもしれない。
声だけで触れてもいないのに、おまえはイクどころか失神しかかっていたぞ。
途中で止めるのも無理はない。
けれど、いいではないか。
俺にしてみれば、楽しみがちょっと先に延びたに過ぎない。
次の機会には、もうちょっと頑張ってみろよ。
淫らな声を出すまいと、必死に堪えているおまえはとても可愛らしかった。
いつかは俺の前で獣になり、狂ったように叫びながら何度も絶頂を迎えることになるだろう。
俺はその日をただ静かに待つことにする。
おはようございます、shadow様
今日、あの電話の後に、ヒナは外出致しました。
○○○○に向かう途中、強い西陽を浴びながら、ヒナはshadow様のことを考えていました。
西陽を浴びて、道路に浮かんだシルエットを見て、shadow様を感じました。
電話の中で、「俺のことを、どんな風に思っていた?」と聞いて下さいましたね。
残念だけど、ヒナは、うまく答えることが出来ませんでした。
いま、ここで、そのことをお伝えしたくて、もう1度PCを開けてしまいました。
ヒナはshadow様を、少年のような方にも感じています。
また、深い知性を持たれた、老人のようにも思えます。
その、どちらもの要素を持たれているのに、年齢相応の、自分の顔を持っていらっしゃる・・・、
(実際においくつなのかは存じませんけれど)
ヒナは、そんな風に想像しております。
そして、何よりも、人の心を受け止める、大きな心がおありですね。
shadow様に触れていると、ヒナは、自分の小ささを思い知ることがあります。
「セラピスト」とは、ヒナの教授の言葉ですが、実際にそのとおりだ、と思ってしまいます。
でも、ヒナは、不安になるのです。
ヒナは、shadow様に与えていただくばかり・・・。
shadow様に、ヒナが差し上げられるものは、なんでしょう?
この、心と身体だけで、よいのでしょうか?
とはいえ、身体さえ、今は実際に触れて頂くこともかないません。
それどころか、実際に調教して頂いたとしても、それは、「ヒナの為」なのではないでしょうか?
緑の歩道に伸びるヒナの影を見つめながら、ヒナは『shadow』というお名前について、考えておりました。
いま、ヒナは、奴隷としての自分に気付きつつある、そういう時期です。
そんなヒナが、shadow様のお人柄について考えをめぐらせることさえ、不遜なのではないか、とも思います。
でも、正直にいいます。
いつの日か、ヒナがshadow様の影になることもできれば・・・。
そう思ったヒナを、許して頂けますか?
蛇足になりますが、○○○からの帰り道、ヒナはまたタクシーに乗っていました。
タクシーの運転手から、「日本語で○○○○○は、なんて言うんだ?」と尋ねられ、
「愛している」だ、と教えたら、それから後、ずうっと「愛している」を連発されてしまいました。
笑顔でかわしながら、この言葉をshadow様からお聞きできたら、なんて、つい想像してしまいました。
最近のヒナは、やたらとセクシャルなアプローチを受けます。
これも、きっとshadow様の影響なのでしょうね。
でも、今はshadow様の為の肉体でありたい・・・。
shadow様、ヒナに、自慰の仕方を教えて頂けますか?
笑わないで下さい。
ヒナは、真剣です。
今まで、自分でするときは、左の手で胸を、右の手でクリトリスをさわっていました。
右手の指は、ピアノを弾くときのように。
左は、ときに荒々しく。
でも、今日、お気付きになられたかもしれませんが、ヒナは、ひとりでは、なかなか「イく」ことができないのです。
すぐに、防御の心が働いてしまう・・・。
乱れる自分を許せない『私』のせいです。
shadow様に教えて頂ければ、ヒナはできるだけそのとおりにしたい、と思います。
shadow様を、感じたいのです。
恥ずかしいお願いをしてしまいました。
甘えてばかりで、ごめんなさい・・・。
ヒナより。
>shadow様に、ヒナが差し上げられるものは、なんでしょう?
>この、心と身体だけで、よいのでしょうか?
それ以上に何があるというのか。
充分だ。
>とはいえ、身体さえ、今は実際に触れて頂くこともかないません。
確かにいま俺はおまえの体には触れることができないが、その一番大切な部分には既に触れているし、縄もかけてやった。
だから、目を閉じれば俺たちはいつでもキスしあえるし、セックスもできる。
俺は既におまえを何度も犯したし、おまえのオマンコの中に何度射精したことか。
オマンコの奥深くまで指を挿入し、その臭いをかいでみろ。
おまえなら、そこに俺の精液の香りを感じることができるはずだ。
>それどころか、実際に調教して頂いたとしても、それは、「ヒナの為」なのではないでしょうか?
確かに「ヒナの為」ではあるが、それは同時に「俺の為」でもある。
自分が大切に育ててやった苗が美しく開花する時、そこに喜びを感じない人間などいない。
>いま、ヒナは、奴隷としての自分に気付きつつある、そういう時期です。
>そんなヒナが、shadow様のお人柄について考えをめぐらせることさえ、不遜なのではないか、とも思います。
奴隷には義務があるが、同時に権利も有する。
「自分のご主人様についてあれこれ考える権利」がおまえにはある。
万が一、俺のことをご主人様として相応しくないと判断したときは、「義務と権利をボイコットする権利」さえ有する。
俺はその地位を利用してふんぞり返ろうとは思わない。
逆におまえは奴隷だからと必要以上に卑下することもない。
>でも、正直にいいます。
>いつの日か、ヒナがshadow様の影になることもできれば・・・。
>そう思ったヒナを、許して頂けますか?
許すも何も、そう言われてとても光栄に思う。
ありがとう、ヒナ。
>shadow様、ヒナに、自慰の仕方を教えて頂けますか?
>笑わないで下さい。ヒナは、真剣です。
>shadow様に教えて頂ければ、ヒナはできるだけそのとおりにしたい、と思います。
>shadow様を、感じたいのです。
おまえにクリトリスの触り方を教えたところで意味はない。
何より、俺は精神的快感に重きを置いている。
「心」だけで絶頂を迎える方法を教えてやろう。
感受性の豊かなおまえなら120%可能だ。
これはメールではなく、電話で直接教えてやる。
都合のいい時間を俺にメールで知らせろ。
電話は裸で掛けてくること。
何か目隠しも用意しておけ。
>恥ずかしいお願いをしてしまいました。
>甘えてばかりで、ごめんなさい・・・。
いいよ。
俺に甘えることも覚えなさい。
おまえは男に甘えるということをあまり知らない。
俺には遠慮しなくていい。
それが自然にできるようになったとき、おまえのピアノは更に美しい音律を奏でるだろう。
shadow様のコラム、ついに野宿編は終わってしまったのでしょうか?
本当に、素敵な思いをさせて頂きました!
野宿、ヒナも追体験したような気分です。
もしかして、shadow様は、文章を書かれることを本職にしていらっしゃるのですか?
こんな質問は、反則でしょうか・・・。
でも、shadow様の文章から伝わってくる光景、息づかいは、まるで本職の方のようにも思えましたので・・・。
(好みの問題だとも思いますが、ヒナは、いわゆる『作家』と呼ばれている方々のなかに何の魅力も感じられない人も多いのです。)
> 俺のほうこそ昨日は声を聞かせてくれてありがとう。
> いじめるつもりはなかったが、「お声を聞く前に体を綺麗にしました」と言われ、Sの血がふつふつと沸いてしまった。
恥ずかしいです。
でも、ヒナは、ご報告したかったんです。
お風呂上がりだ、と伝えることで、
やっぱり苛めて頂くことをどこかで期待していたのかもしれませんし・・・。
> 声だけで触れてもいないのに、おまえはイクどころか失神しかかっていたぞ。
そうですね。
本当に、息が止まってしまいそうなほど、感じていました。
目を閉じて、目の前にいらっしゃるshadow様のお姿を感じただけで、あんなに・・・。
> 次の機会には、もうちょっと頑張ってみろよ。
> 淫らな声を出すまいと、必死に堪えているおまえはとても素敵だった。
もう少し頑張れるようになりたいです・・・。
ヒナだけが、あんなに感じてしまうのは、とても恥ずかしいです。
それに、何だか悔しい・・・。
奴隷には、そんな風に思う権利(?資格?)は無いのでしょうか。
でも、ヒナは、shadow様にも、感じて頂きたいのです。
いまのヒナでは、まだまだ無理なのでしょうね。
あれだけのことで、失神しそうになってしまうなんて・・・。
だけど、いつかは・・・なんて。
ヒナの野望、です。
お電話、次はいつさせて頂くことが、出来るのか・・・。
毎日でも、お声を聞かせて頂きたい、と思う反面、あのようになってしまうことを考えると、怖いのです。
shadow様、1ヵ月に1度くらいの割合で、お電話させて頂いても良いですか?
普段は、こうしてメールを書くことが出来ますけれど、お電話となると、まだまだヒナには心の準備が足りないようです・・・。
(そんなこといって、まんまと一週間後にお電話していたりして!?)
> いつかは俺の前で獣になり、狂ったように叫びながら何度も絶頂を迎えることになるだろう。
> 俺はその日をただ静かに待つことにする。
恐ろしいと、思いました。
でも、ヒナの望んだことです。
ヒナは、1歩1歩、shadow様のもとへ歩んでいます。
shadow様。
今日は、色々なことがありました。
長いメールになると思います。
ヒナ自身、何がいいたいのか、よくわからないところがあるのですが、順番に、できるだけ素直に記していきたいと思っています。
やはり、まずはヒナが犯した過ちのことから始めなくてはいけませんね。
金曜のことです。
ヒナは、○○○の帰りに、ある留学生と偶然会いました。
彼とは、ヒナがここにきたころから、ごくたまにアバンチュールを楽しんでいたのです。
ヒナには、つきあっている彼氏はいませんが、彼には、彼の祖国に彼女がいます。
私たちの間に、恋愛のようなものは、まったくないと思っています。
敢えていうなら、同志、のような感覚でした。
ヒナは・・・。
ヒナは、「性的に自由な、いい女」を演じていたのです。
退屈しのぎのsex・・・。
昨日も、彼に「家によっていかないか?」と誘われたとき、ここ数日shadow様を想って、身体の疼きが止まらないこともあって、ヒナはついていってしまったのです。
勿論、最初にshadow様のことが、頭をよぎりました。
だけど、惰性に流されたヒナを、本当にあさましい女だと思います。
本当は、どこかに、「他の男に抱かれるヒナを、shadow様に報告したい」なんて、とんでもなく馬鹿な発想もあったのかもしれません。
また、・・・これは、本当に、ただの言い訳に過ぎないと思いますが、
(~略~)
どうしようもなく抱かれたくなることが、あるのです。
こちらで、初めて○○○○○○○○○○頃は、その数日前、その日会っただけの人(ようは、ナンパです)に身体をまかせて、乱れたのです。
家に入れるのには抵抗があったので、野外で、立ったまま・・・。
shadow様、これは、ヒナの告白です。
ヒナの、懺悔です。
こういうことを書きながら、ヒナは今、決して興奮してはいません。
苦しくて、泣きそうな心をこらえながら、キーボードを打っています。
ヒナは、淫乱です。
昨夜、その知り合いに抱かれながら、ヒナの心は終始虚ろなままでした。
何をしても、shadow様のことが思い浮かんでしまうのです。
いつかは、shadow様の目の前で、他の方と交わるようなこともあるかもしれない。
だけど、昨夜感じた『shadow様の目』は、ヒナの心に、えぐられるような痛みを与えるだけでした。
しまいには、吐き気をこらえるのに必死でした。
その彼の家にいた2時間の間、ヒナは1度も達しませんでした。
ヒナの異変には、勿論相手も気付き、そして気付かないフリをしてくれました。
だけど、おそらく2度と彼と寝ることは、無いでしょう。
彼も、ナイーヴな音楽家です。
友達をなくした、とは思いませんが、もう2度と、これまでのような関係には、ならないはずです。
感じたフリをして、快楽をただ楽しんだ、大人の女だと虚勢を張って・・・
家に帰るまでは、何も考えられませんでした。
頭のどこかが、鈍く唸っているようでした。
家について、PCを開け、shadow様からのメールを見つけたとき、ヒナに、激しい後悔の気持ちが押し寄せました。
shadow様からのメールを読みながら、涙が後から後から込み上げてくる自分を、ヒナはどう扱っていいのか、まったくわかりませんでした。
ヒナは、shadow様の信頼を裏切ったのだ・・・。
ヒナは、自ら、大切な絆に泥をかけてしまったのだ・・・。
泣くヒナさえ、欝陶しく感じられ、自分を嘲り笑うには、疲れすぎていて、自己正当化するには、ヒナは、shadow様に魅かれすぎていて・・・。
ヒナの頭は、ぐちゃぐちゃでした。
自分が、たまらなくいやらしい生き物に感じられました。
中世トルコのハーレムなら、こんな奴隷は、即、殺されていますよね。
苦しいです。
もう、ヒナは、shadow様に調教して頂けるような人間ではなくなってしまったのではないか、なんて思います。
ヒナが犯したのは、そういう過ちだったのだと思います。
サイト上で、削除して頂きたい箇所を見つけたとき、shadow様にお電話しなければ、と思いました。
留守番電話であって欲しい、と願いました。
でも、この重荷を、吐き出してしまいたい、とも思っていました。
昨夜のことは、黙っておいたほうが良いのではないか、と幾度も思いました。
結局、ヒナは喋ってしまいましたね。
そのとき、ヒナは、色々な意味で、賭けをしたのだと思います。
「きついお仕置きが必要だな」
そうおっしゃられた時、ヒナは、条件反射の恐れと共に、shadow様のお心に、また涙がでそうになりました。
shadow様がそうおっしゃって下さったのが、ヒナの為であることは、すぐにわかってしまいました。
今のヒナの状況を、あれだけの会話で、理解して下さった・・・。
shadow様は、こうおっしゃることもあるはずです。
「実際に俺と会うことが難しいのは事実なんだから、おまえも自由にsexを楽しんだらいい。ご主人様が、誰かってことさえわかっているならね」
もし、そういう言葉を求めていたのなら・・・。
だけど、もし今日ヒナが、そのお言葉をなげかけられていたら、ヒナは、おかしくなってしまっていただろうと思うのです。
勿論、それでヒナの罪が赦されたとは、思っていません。
だけど、shadow様は、チャンスを下さったのだ・・・
ヒナは、そう思ってしまいました。
どのような厳しいお仕置きを頂くのか、まったく想像ができません。
shadow様、ヒナを、強く、強く縛って下さい・・・。
一生消えないような縄の痕を、ヒナに下さい・・・。
ヒナを、戒めて下さい・・・。
こんな時だというのに、ヒナは、お昼(日本では、夜でしたよね)の電話で、かおる様の喘ぐお声を聴きながら、あっという間に達してしまいました。
ひとりでは、なかなか達しないって、いっていたのに・・・。
shadow様とかおる様、お二人に見つめられている気分になって、すぐにのぼりつめてしまいました。
恥ずかしい、けれど、何故だか嬉しくて・・・。
shadow様の奴隷に加えて頂けたときから、勝手に「先輩」、と慕わせて頂いていました。
(本当は、ヒナの方が年上かもしれないのだけど・・・)
そのかおる様が、いま、shadow様にご奉仕なさっている・・・、
ヒナをも、感じながら・・・。
かおる様は、とてもナイーヴな方だから、ヒナは、嫌われているかもしれない、と心配していました。
勿論、ヒナだから、ということではなく・・・。
かおる様とご一緒にいらっしゃるところにかけてしまったのだとわかった瞬間、すぐ切らなければ、と焦ったのです。
ヒナの存在は、かおる様を傷つけてしまうかもしれない。
なのに、かおる様は、「ヒナさんの分も、ご奉仕させて頂いてるからね」って、いって下さったのです。
ヒナが、どんなに幸せを感じたか、ご主人様に、おわかりいただけますでしょうか?
いつか、かおる様とヒナの二人で、ご主人様に調教して頂く・・・。
ヒナの夢が、またひとつ増えてしまいました。
ヒナは、不謹慎なことに、その夢に、陶然としています。
大勢で、交わりたい・・・そういう願望ではありません。
それが、ご主人様とかおる様だから・・・。
shadow様の調教を受けていると、どんどん精神がピュアになっていく・・・そう、おっしゃられていましたね。
ヒナには、それが、痛みとともにわかりました。
ヒナ、そして「私」の両方ともが、昨日犯した過ちに、泣いています。
まるで、処女のように。
「なんてことはない。お互いの利害が一致するから、いいことばかりじゃない?」
いつも押さえつけられていた、「私」の欲望。
それに、反抗するかのように、ことさら自由に奔放に振る舞っていた、もうひとりの私。
あるとき急に獣のようなsexを求めたら、後の日々は、高潔な人物のように生きる。
昨夜、ヒナが殆ど感じることが出来なかったのは、ヒナの心と肉体が、一体でありたい、と思い始めたからだと思います。
ヒナは、健康管理には、まあ気をつかいますが、それ以外のところで、ひどく自分に投げやりなところがありました。
時には、sex自体を、自分への罰だと仮想したりしていたのです。
肉体と心が、バラバラであるように思うことで、「私」はバランスをとっていたのでしょう。
shadow様・・・。
こんなヒナを、奴隷として、まだ見捨てないでいただけますか?
shadow様・・・。
ヒナの苦しみを打ち明けるばかりで、ごめんなさい・・・。
shadow様を試すようなことをして、ごめんなさい・・・。
ご主人様、おはようございます。
ヒナは、再びこうしてメールを書くことのできる喜びを、かみしめています。
昨日、何度もこうして、メールを書いては消していました。
ご主人様からお返事を頂くまでは、我慢しよう、と、決意するたびに、心が揺れて。
でも、『おはようございます』と書けば、途端に、(なんて厚顔無恥なのだろう・・・)と自己嫌悪に苛まれ・・・。
メールが届いていることがわかった瞬間、ヒナはまさに、裁きを受ける罪人のように震えました。
ヒナには、特定に信仰している宗教はありませんが、知らず、両手を顔の前で組み合わせていました。
ご主人様・・・。
ご主人様のお心をヒナに預けて下さり、ありがとうございます。
ヒナは、今度こそ間違えないように、歩いていきたいと思っております。
-以下省略-
かおる様、メールをありがとうございます。
先日、ご主人様のおはからいで、初めてお話しさせて頂けたことは、ヒナにとって素晴しい喜びでした。
かおる様の書かれたメール(勿論、公開されているもののみですが)などで、ヒナは、とても、かおる様に魅力を感じていたのです。
ご主人様は、『はじめに』のところで、素直に生きるっていうのは、素晴しいことだ、とおっしゃられていますよね。
ヒナにとって、かおる様の最大の魅力は、そこかもしれません。
また、ご主人様に、奴隷として加えて頂けてからは、かおる様は「先輩」にあたる方ですし、勝手に心の中で、お慕いさせて頂いておりました。
もちろん、他にもたくさんの愛奴、と呼ばれる方々がいらっしゃるのですが、かおる様は、何故かヒナに、不思議な親近感を感じさせて下さるのです。
勿論、かおる様とヒナは、おそらく、まったく対照的なところも多くあるでしょう。
他の方がご覧になられたら、「どこも、似ていないよ」と、お呆れになられるかもしれません。
SMが、ほぼ初体験だからでしょうか??
それも、あるかもしれません。
同じ方に、深く心を縛られた者同士だからでしょうか?
この考え方は、少し難しいところがあります。
かおる様に、苦痛を与えてしまったら、ごめんなさい。
ご主人様の文章に、強く惹かれた、というところで、既にかおる様とヒナの感性に、通じるところがあったのではないでしょうか?
ご主人様を、恋人のように想うことは、いまのヒナにはできません。
それは、ヒナの中で無意識にかけられたブレーキなのかもしれません。
ご主人様とかおる様が一緒に過ごされているお時間。
そのお時間を想像すると、本当は嫉妬しなくてはいけないのかもしれません。
でも、ヒナは、何故か、そうならないのです。
何故でしょうか?
いつかは、苦しくてしょうがなくなるのでしょうか?
かおる様、実は、ヒナは、このあいだお話しさせて頂いたときは、既に、ある大きな過ちを犯した後でした。
この過ち・・・、いえ、それを『過ち』だ、と感じるようになったことは、ヒナの、激しい変化を表わしていると思います。
この2日間ほど、ヒナは苦しさのみの時間を過ごしておりました。
この過ちについては、ご主人様が、サイト上で公開なさるご予定だ、ということで、ヒナはそれに従うつもりです。
自責の念にかられている間、幾度もかおる様のことが頭に浮かびました。
かおる様、ご迷惑でなければ、ときどきご相談させて頂いてもよろしいですか?
ご迷惑でしたら、ぜひおっしゃって下さい。
> 先日は電話でお話させていただき、ありがとうございました。
> また、はしたないところをお聞かせいたしまして、申し訳ございませんでした。
とんでもないです!
ヒナは、本当に、ひとりではなかなか達することがないのに・・・。
かおる様のお声に導かれるように、一気に・・・。
女同士でこういうお話するのって、恥ずかしいですね(ドキドキ)
> かおるはヒナさんのメール(ご主人様がサイトにアップされたもの)や日記を拝見して、いつもヒナさんの感性や、自信に満ちたご様子を羨ましく感じます。
驚いて、目を丸くしてしまいました!
ヒナは、自分に自信があるように見えるのですか?
・・・敢えていうなら、ヒナは、エゴイズムの塊り、なところがあります。
一方では、呆れる程、犠牲精神が強かったり。
要は、多重人格的傾向があるのだと思います。
ご主人様は、すぐにそれに気がつかれ、
ヒナの調教の目的の1つとして、全てのヒナをあわせた、新しい『ヒナ』を作り出す、とおっしゃられました。
ヒナは、歪んだ人間だ、と思うことが度々あります。
SMに惹かれていたのも、自分を痛めつけたくて仕方のない、という心からです。
その妄想のときは、相手は誰でもよかった。
何人でも、よかった。
ヒナは、罰を受けているわけですから。
ああ、言いたいことがズレてしまいました、ごめんなさい。
ただ、苦しみながら、いつも、「わたしらしくありたい!」とは、思っています。
わたしらしく、の『わたし』が、いま、大きく変わりつつあるのは、日記のとおり、です。
> ご主人様に触れる機会がないヒナさんに、こんなことを書いていいかどうかわかりませんけれど、かおるはご主人様に縛っていただくのがこの上ない快感です。
羨ましいです、けど、どうぞ、どんどんご自慢して下さい。(笑)
かおる様の胸に、秘めておきたいときは、そうなさって下さい。
お電話のときに、かおる様が、「ヒナさんの分も、ご奉仕させて頂くからね」っておっしゃって下さったとき、本当にヒナは、嬉しくて幸せでした。
いますぐにご主人さまにお会いさせて頂くことは、ヒナには不可能です。
また、「私」が、実際に調教して頂こうとするヒナを止めてしまうことも、充分想像できます。
でも、今ヒナは、確実に、ご主人様にむかって歩いている、そんな気がしています。
> かおるは、自分がそうであったにもかかわらず、遠く離れている人が(ヒナさんに限らず)会ったこともない男性とセックスすることを夢見ているというのは、なんだか不思議な気がします。
ヒナもです。(笑)
でも、何故なのかは・・・。
不思議だなあ、という思いが、ヒナを今回の過ちに走らせてしまったかもしれません。
ご主人様には、不思議なことではないのですね・・・。
> かおるは正直なところ、かおるだけのご主人様になっていただきたいと思います。
> けれど、だからといって朝から晩までかおるのことしか考えないような男性ではまったく魅力がないし、つまり、かおる自身もcomplicateしているのです。
かおる様・・・。
ごめんなさい・・・。
いま、もう1度、何故ヒナは、かおる様を好きなのだろうか、と考えてみました。
急に、ご主人様の言葉が、想起されました。
「俺の中に、ヒナの分身が生まれ、ヒナの中に俺の分身が生まれた」
これは、かおる様にも同じことですよね。
きっと、ご主人様の中には、かおる様がいらっしゃるのです。
だからこそ、ヒナは、ご主人様の中のかおる様、そして、かおる様の中のご主人様に、強く惹かれているのかもしれませんね。
> ヒナさんはご主人様にどうされるのがお望みですか?
> お会いして、くちゅくちゅしていただきたい?
> 縛ったり、乱暴をしていただきたい?
> ふつうの男性だったらしてくださらないような、恥ずかしいことをされてみたい?
> 乱れた姿をだれかに知っていただきたい?
> それとも、かおるのように、ただただ愛していただきたい?
難しい質問を頂いてしまいました・・・。
その時々によって、ヒナの欲望は変化致します。
今は・・・鞭でうたれたくて、しょうがありません。
ヒナの皮膚が切れて、血を流すほど・・・
ヒナが、失血に、気を失うほど・・・。
誰にでも、というわけではありません。
今、ご主人様に、そうして頂きたいのです。
複数でのプレイ、には、基本的に興味を感じません、が、いつか・・・
かおる様と、ヒナの2人で、ご主人様にご奉仕させて頂く・・・、
それは、素晴しく甘美な夢、としてヒナに残ってしまいました。
愛して頂く、と考えるのは、ヒナにとっては恐ろしく、まるでパンドラの箱のようです。
ヒナは、できることなら、永遠にその箱を開けないでいたい・・・。
> ヒナさんに直接メールを出したいとお願いしたものの、最初からこんなに長くとばしてしまってごめんなさい。
ヒナのメールも、予測を超えた長さではありませんでしたか?(笑)
ときどき、こうしてメールをお送りすることをお許し頂けたら、ご主人様が、ホッとなさったりして。(笑)
かおる様、もう1度書きます。
メール、本当にありがとうございました。
ヒナより。
(注)二人の了解により、最初の一通目のみ公開させてもらった。
ご主人様、今日ヒナは、ご主人様からのメールを読んだ後に、すぐご主人様のサイトを訪れました。
たくさんの、新しい方のメールがアップされていましたね。
それ(更新情報)を見たとき、一瞬複雑な気分に襲われました。
(これは、もしかして嫉妬心なのかしら?)
と思ったのですが、やはり違ったみたいです。
ご主人様がお忙しくしていらっしゃることに、不安になったのです。
どうか、お身体の調子を崩されませんように。
それから、メールを出し始めた時期は、その女性の方々が、もっとも不安に揺れているときですよね。
ヒナも、そうでした。
だから、その方々へのメールを優先なさって下さいね。
(ヒナが言わなくても、そうなさっているかと思いますけれど)
こういう考え方は、僭越だと思いますけれど、
ヒナはもう随分ご主人様からたくさんのことを教えて頂きました。
勿論、まだまだこれからです。
でも、少なくともいまは、ご主人様との絆を不安には思いません。
皆様のメールを読んでいて、その肉声というか、心から紡がれた声を感じます。
こんなに多くの「心」を受け止められて、ご主人様は疲労なさらないのだろうか、と不安になったのですが、
「超人」のようなご主人様は、大丈夫なのかもしれませんね。
そのような方の奴隷にして頂いているのですね。
ヒナは。
「心」を受け止めて下さる方に出会うことが出来て、ご主人様のサイトを訪れた女性たちは、本当に幸せだと思います。
ご主人様、ヒナは、ご主人様の奴隷として、滅茶苦茶に扱われてみたい欲求を持っていますが、同時に、自分の足でしっかり立っていられる人間でありたいと思います。
それが、ご主人様の様々なサポートに支えて頂いていることを感じながら、でも、わがままにもそう思わずにはいられないのです。
ヒナの強がりを、許して頂けますか?
そして、ヒナはご主人様の奴隷として恥ずかしくないよう、自分を磨いていきます。