こう旅行に行けないと旅先での困った出来事も懐かしく感じる。
記憶に新しいのは中国か。
旅先では何が起こるかわからない、中国ではそれをあれこれ痛感した。
上海で泊まった五つ星と称するホテルではフロントでもらったカードキーが使えず、フロントに電話したもののそのまま廊下で待ちぼうけを喰らい、フロントに怒鳴り込んだこと。
部屋にはルームバーがあったので上海の夜景を眺めながら飲み始めたのはいいが、ツマミに置いてあったビスタチオの殻が固く、右手の親指と人差し指の爪を血だらけにしながら飲んだこと。
トイレに行きたくなったので最寄りの駅に行ったらトイレがなく、一駅移動してもやはりトイレがなく、ずいぶんと往生したこと。
俺のあまりにラフな格好も原因かもしれないが、人生初めてレストランで入店拒否されたこと。
メトロの出口改札機で誤った投入口に入れてしまったようで切符（トークンだったかしれない）が戻って来ず、駅員に状況を説明するのが面倒だったので開閉バリケートを飛び越えて逃げたこと。
旅の終わり、上海空港が終着駅だったので寝ていれば着くだろうとウトウトしうていたらいつまで経っても到着せず、どうやら途中で折り返しの電車だったようで最初の駅よりも遠くまで戻ってしまい、あやうくフライトに遅れそうになったこと。
早くまた旅先であれこれ思い出を増やしたいものだな。
