どう考えても今年も台湾旅行は無理そうだが、今度台湾へ行ったらしてみたいことがいくつか増えた。

以下、その一つ。

俺は今まで台湾において吉野屋やケンタッキーなどのチェーン店が目に入っても完全に無視してきた。

旅先で普段馴染みの味を食うほど馬鹿らしいことはないので、この行為は当然であるといえる。

しかし、先日テレビでそのようなチェーン店ではその国ならではのご当地メニューがあると知った。

それがなかなか面白そうで、一度くらいなら食ってもいい。

今度台湾へ行ったら吉野屋やケンタッキーのメニューをチェックしてみようと思う。

ちなみに、今、俺が台湾で最もしてみたいこと、それは魯肉飯が食いたい。

もうどこの店でも、どこの屋台でもいいから、とにかく魯肉飯が食いたい。

そして食後に喧噪の夜市を人混みにもまれながら歩いてみたい。

次は一体いつになるだろうか?

 

先日、画期的な発見をした。

それは業務スーパーで売られている瓶詰めの焼き豚そぼろ178円。

晩酌の〆に汁なし坦々麺が食べたくなり、けれども酔っていて肉そぼろまで作る気がせず、その代用として買ってあった焼き豚そぼろの瓶を開けてみた。

味見してみればほんのりと台湾の味がしたので、急遽〆を魯肉飯に変更。

小さめのご飯茶碗に飯を盛り、焼き豚そぼろを乗せ、漬け物を添えれば、それはすっかり台湾が恋しくなっている俺の心に染みる味がした。

実際にはそぼろ肉ではなく大豆ミートなので脂気が全くなく、本場のそれとは少々違うが、これほど手軽に、かつ安く魯肉飯の雰囲気を楽しめるのだから文句はない。

今夜はニンニクを効かせた小松菜の青菜炒めと共に食う予定だ。

少なくともこれで舌だけは台湾に飛ぶだろう。