冷蔵庫の整理をしていると奥の方からミニ豆腐が一丁出てきた。
賞味期限を見てみれば去年の10月とある。
捨てるのが普通だろうが、美味い不味いは別にして、食べてみて特に異変がなければ俺は賞味期限など気にしない男だ。
で、M女にもらった土産の塩を振って食ってみた。
普通に美味いではないか。
もしこれが麻婆豆腐であればなおさらのこと。
スーパーで陳列の奥から賞味期限の新しい豆腐をほじくり出しているオバハンを見ると、まるでゴキブリでも見たような気分になるが、あの努力は一体何なのだ?
魯山人レベルの味覚を持っているのであれば許容するが、そんな人物はそもそもスーパーの安豆腐など食わんやろ。
俺は以前からできるだけ賞味期限の古い豆腐を買っているが、去年の豆腐も普通に食べることができたので、今後は廃棄直前の豆腐を買うこともやぶさかではない。
まあ、そんなもの売ってないけどな。