先日、新聞を読んでいたら次のような記事が目に入った。
映画館に入場するとあなたが座るべき座席に若者が座っており、
「そこ、私の席ですけど」
と注意したら、
「こんだけ空いてんだから、他に座ればい~じゃん」
との返事。
さて、こんな時、あなたならどうする?という記事である。
最も悪い選択肢として紹介されていたのは、
「その席にまた他の誰かが来たらどうするんですか?」
一方、模範解答として挙げられていたのが、
「そうですか、じゃあ係の人を呼ぶしかないですね」
俺は人並み以上に劇場で映画を観ているので、過去、何度かそのような場面に遭遇したことがある。
先方が年寄りであればまた話は違うが、基本的に俺の取る行動はいつも同じ。
すなわち無言である。
正確に言えば、その男の横に立ったまま無言で睨み続ける。
そうすると過去100%、男はとたんに慌て始めてそそくさと移動していく。
一度だけ、映画前の中華料理飲みで俺も多少酔ったのが、正しい席に座っている男性にそれをやってしまったことがある。
あれは悪いことをしてしまったな。
そのようなことがあったとはいえ、今後も無言睨みが俺のベストアンサーであることには変わりない。
とはいえ、この対応は見た目に圧があってこそ成立するのであって、決して万人にすすめているわけではない。