介護生活により料理のレパートリーが劇的に増えた。

新たにチャレンジしてみたい料理、もう一度作りたい料理、定番料理がそれぞれたくさんあるので、毎夕食のメニューにも困ることがない。

思うに、レパートリーを増やすコツの中でも最も効果的なのは、好きな料理研究家を一人見つけることだ。

俺の場合、それが笠原将弘氏ということになる。

積極的に作ってみようとは思わないレシピでも、

「まあ、彼が勧めるのなら一度作ってみるか」

ということで、レシピ本に載っているメニューの多くを作ることになる。

これらの内で気に入ったレシピがどんどんレパートリーになり、更にはローテーションに加わったりする。

中でも氏のレシピによるつくね、肉ネギ炒めはヘビー・ローテーション化している。

「簡単」とか「三分」などのレシピ本は結局買ったところで作らんな。

syunkonのレシピ本を買ってそれがよくわかった。

「笠原氏のレシピを制覇したら次は誰にしようか?」

などという新たな楽しみもあるが、笠原氏制覇までにはまだ数年掛かるのではないか?

特に急ぐ必要もないので、じっくり楽しもうと思う。