親父の介護のため毎年3月は台湾へ行くというイベントが今年は叶わなかったので、その代わりとして台湾風の弁当を作ってみることにした。
台北の街角にはたくさんの食堂があるが、ほとんどの店が弁当として持ち帰り可能で、中でも俺が一番好きなのはメイン1品、おかず3品を自分で選ぶスタイルのやつ。
それにご飯と漬け物が付いて日本円で200円くらいと安い。
俺が毎回台湾で最も楽しみな食は魯肉飯とこの弁当だ。
色とりどりに美しく並んだおかず群から3種類を選ぶのはとても楽しい。
とはいえ、俺がよく選びがちなのは麻婆豆腐、茄子の煮物、トマトと玉子の炒め物の3品。
どれも好物でありどうしても予定調和としてここに行き着いてしまうのだが、その前に一度は真剣に悩み、たまには代打を入れてみたりもする。
メインはほぼ豚の排骨(バーコー、パイコー、パイグー)。
俺は台湾弁当を一旦冷ましてから食べるのが好きだ。
夜、ホテルの部屋で寝る前にフルーツ味や蜂蜜味の台湾ビールと共に食う弁当が実に旨い。
で、旅行の代わりに台湾風弁当を家で作ろうとしたのだが、あの紙の使い捨て弁当箱じゃないと雰囲気がでない。
というわけで、ネットで注文しようとamazon等々をチェックしてみたのだが、どこにも売っていないではないか。
普通に売られているものと思いきや、これは意外だった。
台湾風紙弁当箱のポイントは、
・四隅が角張っていること。
・最低3つの仕切りスペースがあること。
・フタは上にめくるタイプの本体一体型であること。
・本体にあまり厚みがないこと。
・高級感がなくチープな作りであること。
hotmotto等の日本の弁当屋のそれは保温に優れた発砲スチロール(?)で四隅も丸まっているが、こういう弁当箱で台湾風を作ったところで全く雰囲気が出ない。
結局、台湾風の紙弁当箱はネットでは見つからず、作るのを断念した。
本場風台湾料理店の持ち帰り弁当はちゃんとあの箱を使っているようなので、どこかで手に入るはずだ。
再度探してみよう。
もし知っている方がいればぜひ教えて欲しい。