北陸新幹線が敦賀まで延伸するとあちこちのニュースで騒々しい。

延伸は俺にとっては実にいい迷惑な話である。

というのも、以前であればサンダーバードに乗って気軽に富山まで行けていたのが、北陸新幹線が金沢まで開通したので、富山へ行くとなると金沢でサンダーバードから新幹線へ乗り換えになってしまう。

それにより富山に行くことがピタッとなくなった。

今回の敦賀までの延伸により今後は金沢や福井へ行くにも同様のことが起こる。

つまりはサンドーバードに乗ったところで敦賀で乗り換えせねばならなくなる。

新幹線がこっちに延びて逆に福井や金沢へ行きずらくなるというのはどうしたものか。

京都まで延びれば問題は解決するが、それはまだまだ先のようだ。

延伸までに一度福井を訪れてみたいものだな。

と、その数日後...

気乗りのしない親父を無理矢理連れて一泊二日の福井旅行に行ってきた。

俺にとっては実に久しぶりの旅行である。

親父は車椅子なので特殊指定席の予約やら何やらで旅の準備にいささか苦労したが、それでも行って良かったと心から思える旅となった。

親父もいざ行ってみれば楽しかったようで、帰りの道中、

「次は静岡か東京行くで」

と俺が言っても、もう渋ることはなかった。

旅の一番の思い出は夕食を食べに行った居酒屋で女子サッカーの対北朝鮮戦を観ながら北陸の海の幸を堪能したことだろうか。

入り口付近は扉が開く度に寒いからとカウンターの一番奥に通してくれたのはいいが、退店時に通路が狭くてカウンターの客全員に一旦外に出てもらったのはご愛敬だ。

今旅は二日前の時点で雪や雨の予報であれば宿も列車もキャンセルつもりでいたが、福井では雪一粒降らなかった。

俺も二月の福井はよく知っているが、改札を出てこれなら上着が要らないと思ったのは今回が初めてだ。

環境のことを考えれば喜んでばかりもいられないが、とにかく寒がりの親父と二月の北陸を旅行するには奇跡的な天候の二日間だった。

感謝。