久しぶりにレシピ本を買った。
syunkonカフェご飯7というやつだ。
売れ筋のレシピ本なので知っている人も多いだろう。
俺も初期から知っていたシリーズだ。
でも買わなかった。
レシピ本を買ったところで作るのはせいぜいその中の2品か3品。
そういう経験を長らくしてきたので、
「もうレシピ本は要らん、ネットで十分」
という思考に落ち着いていた。
ではなぜ今回買ったのか?
それは著者が出ている回の情熱大陸を見たから。
俺は勝手にこの本の著者は男だと思っていたのだが、バリバリ大阪弁の主婦だった。
「ほう、そうやったんか」
と番組を見ているうちに俺と同じような経験から、
「一冊まるごと作って欲しいレシピを集めました」
といったような言葉が出た。
この一言に俄然興味がわき、試しに買ってみたわけだ。
5個150円で買った新玉ねぎが家にあったのでP9ハッシュド・オニオン・チーズなる一品を作ってみたら、これがなかなか美味しいではないか。
親父も、
「こういう玉ねぎの食べ方があったんか、美味いわ」
と言った。
これに気を良くして現在あれこれ他の料理も作っている最中だが、どれも簡単で美味しい。
あまり気が向かない料理も作ってみればなかなかいける。
ここにきて俺は悟った。
「レシピ本とは見るものではなく作るものである」
当たり前のことだが、今まで俺はページを読んで脳内調理し、
「これは要らんな...」
という具合で、結局はほとんどを作らずにいた。
そうではなくて、とにかく先ずは作ってみること、これが大切だ。
誰でも一人や二人は好きな料理人がいるだろうから、その人のレシピ本を買ったら選り好みせずに一冊全部作ってみるのが良いのではないか。
何より簡単なのが気に入ったので、とりあえず俺はsyunkonシリーズを制覇してみようと思う。
その次は笠原将弘のレシピ本でも買うか。