散歩責め

散歩責めとはいささか奇異なタイトルに感じるだろうか?

あるいは、「散歩などがSMの責めになるのか?」といったような疑問もあるだろう。

散歩責めにおいては特に派手な責めを行おうというのではない。

ごく軽い責めだ。

散歩は風情こそ楽しみたい。

散歩責めといっても様々あるが、その一例としてアナルボールを紹介しておく。

俺が愛用しているのは、というより、愛用させているのは発見当時「団子三兄弟」という名前で売られていたゴム製の3連アナルボールである。

あるM女とSMショップに入ったときに目に入ったものだ。

玉一つの大きさは俺の親指大にも満たない小さなものである。

これを散歩の前に女のアナルに挿入し、後は普通に散歩する、ただそれだけのこと。

俺にとっては風情ある散歩。

けれども、女にとってはそうもいかない。

歩く度に腸壁が玉で刺激されて快感が走るのである。

といって歩きが止まるほどの刺激ではなし、結果、女は他人から見ればちょっと酔っ払ったようなおかしな歩き方になる。

口からは甘い吐息。

それが俺にとっての散歩の楽しいBGMだ。

特に夜の散歩では先端に紐を付けた団子三兄弟を使用し、時折その紐を引っ張ってやる。

その度に「あん...」と鳴くのが楽しい。

30分も歩けば女は十分に出来上がっている。

途中見つけた公衆トイレでハメてやるも良し、部屋に戻って更にいたぶるも良し。

それは主の自由だ。

「散歩責め」は特に夜の空気が少し冷たくなると同時に月も美しくなる秋の季節が一番好きだ。

散歩の合間、ベンチに腰掛けて団子三兄弟につながった紐を引きながら缶のホットぜんざいを飲むのがお気に入り。

その他、散歩における重要なアイテムとして首輪があるが、これは別途「首輪」の項目にて紹介したい。

 

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