針責め 針攻め
針責めは好き嫌いのはっきり別れる責めの一つだと言える。
行うかどうかは当人同士の勝手だが、肌に痕が残ったり、細菌の侵入を許したり、手元が狂ったり等危険と隣合わせの行為であるので、少なくともマニアがやっているから俺も、という理由のみならば敢えてやる必要はないだろう。
一口に針責めといっても様々あるが、最もオーソドックスなのは一本の針を使って女性の肌を突く(刺す)責めだろう。
それこそ全身ハリネズミのようにしてしまうマニアックな責めもあるが、一般的には脂肪の厚い乳房及び臀部限定と考えておけば良い。
針の刺し方は二通りある。
すなわち女性の肌に対して垂直に刺す方法と、水平に刺して貫通させる方法だが、前者は特に注意が必要である。
力加減を誤ったり、あるいは不慮の事態により針先が臓器まで達する可能性があり、身体に致命的なダメージや後遺症を与えかねない。
よって、垂直刺しの場合は転倒等の危険がないよう十分に安全を確保した状態で行わなければならない。
ただし、針を身体に刺すという行為自体そもそもマニアックな責めであり、初心者であれば、刺すのではなく突くという感覚の責めで十分だろう。
経験上、バストに突きの針責めを行うとサイズアップが期待できる。
特に10代であればその効果は著しい。
針の径が大きくなればなるほど化膿して病院の世話になる可能性が高くなる。 それだけ痕も残りやすいということだ。 極細の針先でお互い満足できるなら、必要以上に大型の針を用いるべきではない。
特に針は直接体内に達するため常に清潔を心がける必要がある。 消毒せずに使い続けるなど論外だ。 女性側はプレイ前に針をチェックするなどの自己防衛をするのが望ましい。 少しでも汚れが確認できたら新品しか使わないようにするか、そもそもそのような針を使おうとしたこと自体問題であるのでプレイそのものの中止を申し出るべきだろう。 針責めを一連の責めの流れの中で行うならば事前に見せてもらえばいい。 あまりないとは思うが、初対面で針責めを行う場合は特に注意が必要だ。
リーディングによる針ネズミ責めを紹介しておこう。
女性への目隠しは必須だ。
ただし、目隠しの前に針を百本でも千本でも見せておく。
女性を好みの形に固定したら貴男は針を一本一本刺していく。
ただし、実際には刺さず、ただ刺激するだけで良い。
言葉巧みに誘導してやれは、女性は次々に針が刺さっていると錯覚するはずだ。
要するに嘘も方便で、イマジネーションの発達したM女性の場合ならば、極力その資質を利用した方が良い。
針責めに限ったこいとではないが、このリーディングのテクニックを利用すれば、ほんのちょっとした小道具と言葉で女性を様々な責めの世界へ導くことができるだろう。
もちろん最後は貴男が針を全部抜き終わった(ように演技した)後で目隠しを外す。
最近節操のないマジック暴露番組が多いが、トリックを教えてしまうのは本来タブー中のタブーである。
真相は藪の中でよろしい。
リーディングについて一つ極意を授けよう。
目隠しはきっちり結ぶこと。
バンダナ等で代用する場合は要注意だ。
途中で外れてしまってはリーディングもへったくれもない。
私のように一度この間抜けな思いを体験すれば誰でもが学習するだろうが、皆にはこの教訓を胸にスマートにリーディングして頂きたい。
針責めを積極的に勧めはしないが、刺激があれば肌に針が刺さったと女性に勘違いさせやすいので、リーディングを学ぶという意味においては初心者にもやり易い責めだろう。
機会があれば一度試してみれば良い。
再度言うが、針責めはくれぐれも深刺しに注意すること。
臓器に達する程に刺すのは論外。
特に注意が必要なのが肺尖部での気胸だ。
肺の上部は鎖骨付近まであり、この辺りの部位を不用意に刺せば気胸を起こす可能性がある。
気胸とは要するに肺に穴が空くことだが、死亡事故にも十分なり得るので最大限注意すること。
時に針責めの後で腰痛や肩こり等の症状が消失あるいは軽減していることがある。
針による東洋医学的な効用であろう。
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