5月30日

俺がなぜ、毎年GWに淡路島へ行くのか。

既に恒例行事となっているので特に何も考えることなく向かう、という側面もあるのだが、やはり主たる理由はツバメの観察だ。

観察というよりもただボケッと眺めているだけだが、時間を忘れる。

なぜなら、彼らはとても楽しそうに飛んでいるから。

毎年の観察スポットでは、砂浜の少し奥に松林があり、彼らはそこから海の方向へ飛び、波打ち際から50mほど飛んだところでUターン。

その行動を延々と繰り返している。

餌など全く探す気もないようで、いつまでも松林と海の間をスイスイ、スイスイ...

ただ飛ぶために飛んでいる、そんな感じ。

長距離飛行という特殊能力を備えているので、体力が有り余って仕方がないのかもな。

とにかく休むことなくいつまでも楽しそうに飛んでいる。

子育ては?

と思わなくもないが、あれらはオスなのか?

とにかく、ときおり、チ、チ、チ...と鳴きながら俺の頭上を飛んでいるツバメの姿を見るために俺は毎年淡路島へ行っているのだ。

今年は一つの実験をしてみた。

俺の頭上を飛ぶタイミングでお菓子を投げたら、ツバメ君ははたしてくわえるのか否か?

去年ふと浮かんだ疑問で、一年越しの実験だ。

くわえやすい形状であると思われるチョコフレークと薄い煎餅を用意した。

その結果、今年のツバメの巡回飛行ルートはなぜか昨年より遙かに上空で、チョコフレークなどとても届かない距離であった。

残念。

また来年の実験やな。

 

その帰り道、何かをくわえて電線に乗っているツバメを見かけた。

しかし、近づいてよく見ていると何かをくわえているわけではなく、ヒゲが生えていた。

固有の種なのか何なのか、ツバメに対する興味は尽きない。

 

コピー ~ P1000616

コピー ~ P1000612