昨年、タイパという新たな言葉が誕生した。

タイム・パフォーマンスの略だそうで、意味の説明は要らないだろう。

大丈夫か、昨今の若者?

映画を早送りで見て楽しいか?

本のあらすじだけ知って面白いか?

ただし、俺が言いたいのはもっと根元的なことにある。

彼らは「無駄はゆとり」であるということを全く理解していない。

無駄を削ぎ落とすとは、即ちゆとりを無くしてしまっているということだ。

タイパか何か知らないが、彼らはこの先増々窮屈に生きていかねばならなくなるだろう。

鬱病も更に増えるに違いない。

先ずは映画を普通に等倍で見ることから始めてみないか、若者よ?